投資家の皆様へ


2023年4月18日

 

 

 現代社会は解決すべき社会課題で溢れています。例えば、フィリピンやカンボジアで逮捕された詐欺グループらによる特殊詐欺や偽サイトに誘導し個人情報などを抜き取るフィッシング詐欺、博多で発生したストーカー殺人などの犯罪の他、総務省の調査「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和4年)」から浮かび上がった孤独感の増大(令和3年:36.4%⇒令和4年:40.3%)などの日本社会が将来に向け取り組むべきテーマ等があります。

 これら社会課題の背景には様々な要因があると思われますが、ICTの側面から見ればコミュニケーションの多寡が根底にあり、コミュニケーション手段や情報量の増大が犯罪を容易にし、コミュニケーションの欠如が孤独感の増大に影響を及ぼしていると考えられます。つまり、ICTの側面から社会課題を解決するには、コミュニケーションを適切・良好にマネージメントすることが重要になっていると考えます。

 当社は、創業以来、ハイテクベンチャー企業として最先端ICCNST(*1)の基盤要素技術を基に、従来の発想の延長線上にないグローバル市場に通用する商品や災害対策技術の開発を目指した新商品創出イノベーションにチャレンジしてきました。現在、当社が開発を進めている「My 執事」サービスは、ICTの側面から社会課題の解決を図ることを目指しています。犯罪対策としては会話や文章などから犯罪を予知し通知、孤独感軽減としては個人の感情を対象にすることで広がりや温かみのあるコミュニケーションの実現を目指しています。

 My 執事サービス用スマホ搭載アプリ開発では、先ずは、サービス検証用のプロトタイプ試作からスタートし、段階的に実用レベルを目指します。開発費用は、国民一人一人による社会課題解決の観点から、個人投資家の皆様からの広範なご支援が期待できるCF(CrowdFunding)からの調達を計画中です。

 My 執事サービスは、受益者負担を原則にアプリ内課金を導入し、ビジネス面での収益を望めるマネタイズの仕組みを構築すると同時に地方自治体や小規模事業所内でのPoC(Proof of Concept)実証を積み重ね、2025年関西万博を目途にした全国展開や事業拡大を予定しておりビジネス面での投資メリットも大いに期待できます。

 

 今後も、投資者(当社株主を含む)の皆様には当社への更なるご支援を頂ければ幸いです。

 

 

 

 

玄人ネットワーク株式会社

代表取締役社長

徳田清仁

 

 

(*1), ICCNST(Information, Communication, Control, Navigation, Surveillance Technology):情報、通信、制御、誘導、監視の5つの要素技術