5感情報通信


 AI技術の進展は、人の高度な判断に寄与するだけではなく最近のコロナ禍のステイホーム環境下でテレワークの参加意識やエンターテイメントへの没入感の向上にも役立ちます。


基本的な仕組み



 5感情報通信は、人間の基本的な感覚である5感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)を相互に交換する仕組みです。

 

センシング

 既存センサーには、

 ・カメラ:映像、画像

 ・マイクロホン:音声

があり、高性能な機器が開発されています。

 現在開発中のセンサーは、

 ・触覚

 ・匂い

 ・味

通信

 センシング情報を圧縮した後、有線・無線伝送システムで情報伝達します。

再生

 既存の再現デバイスには、TVやスピーカやスマートフォンのディスプレーがあります。


目標


 離れていても現実感のあるコミュニケーションを可能にする仮想的な密接・密集空間の実現を目指します。

 

 具体的には、ヒト間で自分のホログラフィ3D空間像を相互に交換し、あたかも相手の身近に自分の分身(アバター)がいる仮想密接状態を生成します。さらに、交換する人達が増えれば仮想密集状態になります。

 

1.円滑な意思疎通

 ・5感センシング情報をヒト間でリアルタイム共有

 

2.臨場感向上

 ・視覚情報として2D映像に加えてホログラフィ3D空間像を活用


研究開発ターゲット


 以下の研究開発を実施中です。

 

①感性・心象情報通信

 ・5感センシング情報+αの伝達

 ・α:感性や心象

 

②データの圧縮伝送

 ・大規模ホログラフィ3D空間像情報の圧縮

 

 現時点は技術調査段階ですが、今後共同研究パートナーを増やして加速していきます。