新商品は、以下の4つを開発目標にします。
①顧客ニーズにマッチしたサービス
②サービスを提供するシステム
③システムを構成する製品
④製品の品質を支える技術
当社の主要事業領域は、①と④です。①からのトップダウンと④からのボトムアップを同時に行い、時代にマッチした新商品創出ターゲットを絞込みます。
「知識の高度化」と「意識のデジタル化」は、CRS(創造現実社会)実現に必要不可欠です。
知識の高度化を支えるAI技術は、既にGoogle等の世界のIT企業で最先端研究開発が活発に行われています。最近のAI関連特許は、圧倒的に米国と中国から出願されており、日本のAI技術レベルは米国や中国よりも劣っているのが現状です。
一方、意識のデジタル化も徐々に進展しています。例えば、ネット販売で商品を購入すると、顧客嗜好を分析しその商品の特性に類似した商品の案内メールが続々と送付されます。しかしながら、その嗜好分析が正しいか否かは不明です。人には「本音と建前」があり、嗜好は時々刻々変化します。
千差万別な個人の嗜好は、顧客ニーズにマッチした新サービス創出の源です。当社は、世界80億人のニーズにマッチした願望実現アプリケーションの基本コンセプト提案を行っています。
当社は、CRS実現に向けて、「知識の高度化」と「意識のデジタル化」に積極的に取組んでいます。
「知識の高度化」に関しては、早稲田大学での上級研究員として最新のAI技術をキャッチアップ中です。また、「意識のデジタル化」に関しては、上記願望実現アプリケーションの基本コンセプトを基に、自社のコアコンピタンスを最大限に発揮して、サービスの絞込みを行っています。
日本の電機産業の新商品創出力は低下傾向にあります。たとえ高学歴な人材を豊富に抱える大企業であっても、急速なAI技術の進展をキャッチアップすることは容易ではありません。
新サービス創出は、個人の信念が決め手です。当社は、ハイテクベンチャー企業として大企業には参入障壁が高い領域で破壊的イノベーションにチャレンジし、グローバルニッチな新サービス創出を目指しています。
新商品の土台となる「技術の見える化」には、開発資金が必要不可欠です。当社は創業以来、破壊的イノベーションに関わる数多くの研究開発プロジェクトを提案してきました。幸いにも、当社の提案は国や企業から数多くの採択・実施実績を有しています。
独自の産官学EPCNを最大限に活用したオープンイノベーション(OI: Open Innovation)を導入することにより、投資リスクを低減しハイリターンが見込める画期的な新商品創出を目指しています。
OIを前提に、
・技術:最新の最先端ICCNST
・市場:業界動向
等の情報をエキスパート達からダイレクトに収集しています。また、インターネットを活用した市場・技術動向調査も行い、注目すべき情報は市場・技術動向の情報共有として本HPでも一部公開しています。
これらの情報を活用し、マーケットイン・プロダクトアウト(MIPO: Market In Product Out)を前提に新商品創出ターゲットの絞込みを実施しています。